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池田 俊二氏のご意見

本質をついた御指摘ですね。


福田・萩野兩先生が問題にしてをられるのは、

漢字音の書き方ではなく、仰せのやうな、本來

の日本語の表記です。

「言ふ」(歴史的かなづかひ)と「言う(現代

かなづかい)」では、どちらが合理的で、正

統かといふことです。

前者だと、未然「言」、連用「言」、終止

「言」、連體「言」、已然「言」、命令

「言」と、ハ行で一貫してゐますね

「言う」(現代かなづかい)では、未然「言」、

連用「言」、終止「言」、連體「言」、已

然「言」、命令「言」と、ワ行とア行の間を

行つたり來たりしますね。同じ語が活用により、

かく變るとは、原理上あり得ないことです。

「表記は語に隨ふべし。音に隨ふべからず」といふ

鐵則に反してゐるからです。


あるいは「書く」といふ4段活用動詞に意志の助

動詞「う」を接續させる際、どう書くか。歴史的

かなづかひでは「書かう」、現代かなづかいでは

「書こう」です。前者の「書か」は「書かない」

の「書か」と同じく、未然形です。しかし「書こ」

などといふ日本語はあり得ません。隨つてはいけ

ない音に隨ふから、このやうな珍現象が起こるので

す。


私は54年前に福田恆存の『私の國語教室』が世

に出ると同時に歴史的假名遣に轉向しました。

そして、10年くらゐ前にパソコンを始め、間も

なく、垣野さんと同樣契冲を採用しました。

しかし、未熟な私が契冲で書いたものは、どういふ

わけか、コメント欄には送れません。ですから、4

のごとく、普通のマイクロソフトによりました。い

ま初めて契冲によつたものを、愚妻に頼んで、怒ら

れなながら、「貼附け」とやらにより送ります。う

まくゆきますやうに!



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【私からのコメント】

西尾幹二先生のBlogでわたしの意見に対しての
池田 俊二氏のご返信を記載させていただきました

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池田 俊二氏のご意見_d0335577_19362147.png
池田俊二氏は
「日本語を知らない俳人たち」という本も執筆された
国文法のスペシャリストです。
















by mantaiya | 2020-02-06 19:33 | 思想 | Comments(0)


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